いまのきもちとお礼ー博士課程入試を終えて


京大SPH(School of Public Health)の博士課程の入試が昨日、終わりました。

こういうのはあとで記録すると、美化されたり変に飾り立てられたりするので、終わりたてホヤホヤの気持ちを率直に記録しておくことにしました。

なんの入試?

僕が所属している京大SPH(いわゆる公衆衛生大学院)、今は専門職学位課程にいます。一般的な修士課程と同じものです。

京大SPHは専門職学位→博士の2段階で、博士課程に進んで研究を続ける場合、再び入試を受ける必要があります。

今年は11/1にその入試が行われました。

英語爆死

結論から言いますと、英語で爆死しました。

僕は英語は得意な方で、これまでのいろんな英語の試験を難しいと感じることはありませんでしたが、今回は試験中に大パニックになりました。

過去問は「医学が素材の英語の試験」だったのですが、今回はどちらかというと「英語でちょっとした基礎医学の試験」みたいな雰囲気があり、非医療系出身の僕には内容が頭に入ってこず、簡単な問題もミスってしまいました。

受験生の中で非医療系は少ないはずなので、おそらく医療系の人、特に基礎医学やってた人なら割とできた内容だと思いますし、そうでなくても取れるところをちゃんと解けなかったので、まさに「英語爆死」な感じです。

英語の扱いがどうなってるのかわかりませんが、よく大学院入試で言われるような「英語で足切り」が実施されれば、落とされる可能性が非常に高いので、合格は諦め気味です。

ちなみに、独自の英語の試験は今回で最後で、次回以降はTOEICやTOEFLになるそうです。

専門科目はできた

英語で爆死したあと、専門科目まで30分あったので、なんとか気持ちを持ち直しました。

専門科目の方はかなり…と言っていいくらいできました。

1年近くの勉強で最も時間を割いてきたところだったので、そこができたのはよかったです。

「僕のフィールドじゃないかもしれない」

午後には面接試験があり、院試を終えた直後の僕の気持ちはこれでした。

といっても決してネガティブな感じではありません。

SPHは、非医療系出身者が歓迎されてはいますが、かといって非医療系の専門が活かせるような環境ではないような感じがずっとありました。

基礎医学の英語の勉強もしてきましたが、そこに関してはあまり熱が入らなかったのも事実です。

また、僕の今やっている研究や博士課程でやろうとしてた研究は、自分で見ててもどちらかというと社会科学寄り(文系)なところがあり、それはこれまでも先生方に指摘されてきたことでもあります。面接でもそこは指摘されました。

不合格なら、自分のフィールドではなかったんだと思えますし、合格だったとしても「医学・公衆衛生というフィールドでの非医療系としての自分の立ち位置」については、きっと考えていかないといけないんだろうなと思います。

お仕事チェック

落ちてたら少なくとも今の大学院を再び受験することはないと思うので、いろいろと来年4月からのお仕事もちょっと探しています。

連れ人にそれを言ったら「この2、3年はずっと研究のことばっかりだったから、いま世の中にどんな仕事があるかとか、他に自分に何ができるかを知るのは大事と思うで。それは合格だったとしても、活きてくると思う」と返してくれて、元気になりました。

といっても、ウェブライター業もやってるので、正社員などになるつもりは今のところなく、ライター業の収入を補う分のバイトが週2日くらいできればそれなりに生活はできるかな~と思ってます。

応援、ありがとうございました

やはりまず感謝したいのが、このブログも読んでいるはずの連れ人です。

一番近くにいて、僕の受験ストレスをもらったりしたこともあったかもしれないけれど、励ましすぎず、放置しすぎずな距離で支えてくれて本当に感謝です(いつもですが)。

母や仲のいい友達も、同様に適度な距離で応援してくれて、本当にありがたかったです。

読んでないと思いますが、指導教員や研究室のメンバーも応援ありがとうございました。

そして、大学院進学をきっかけに作ったTwitterでつながっているみなさんも、応援していただいて本当にありがとうございました。

2年前の初めての大学院入試と違うのは、皆さんの応援があったことです。

連れ人と母の応援だけでも心強いのに、さらに多くの方々に応援していただきました。

Twitterでコメントをくれたり、DMをくれたり、LINE繋がってる方は送ってくれたり、本当にありがとうございました。

そして、きっと僕にプレッシャーを与えないようにと、あえて言葉をかけなかった方もいると思います。ありがとうございました。

「ユニ活するならもっと勉強すればいいのに」と思った方もいるかもしれませんが(笑)、逆に息抜きの時間をなくしてまですることは、僕が本来すべきことではないと思っています。

いろいろ書きましたが、僕の中では感謝が一番の「いまのきもち」です。

結果発表は11/25(金)で、不合格であっても、応援していただいた皆さんに必ず報告させていだきます。

そして…クマズのみんなもありがとう。

画像のソルくんは、入試本番についてきて、試験室でもカバンの中で応援してくれました。

入試を終えて、いま僕と関わってくれている皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、プーさんの言葉を借りて、入試の記録を締めくくりたいと思います。

P "I want to thank the wishing star. He made my most important wish come true."

C "What wish is that?"

P "You."

『新くまのプーさん』第16話「プーさんのきらきら星」より