京大SPH研究計画書で最低限おさえておきたいこと(内部・外部生共通)

研究計画書については、倫理審査で執筆を経験しているのと、博士課程の先輩に入試で提出したものを実際に見せてもらって、それを参考にしながら書きました。

そのため、あまりアレコレ書くのはよくない気もするので、最低限おさえておきたいポイントを書きます。

最終更新日:2022/11/26
(ブログトップが受験の話ばかりになってしまうので、投稿システム上では11/1にしています)
更新内容:記事をはじめて公開しました。

ポイント1:修士の研究概要は構造化

京大SPH博士後期課程(というか医学系大学院?)受験の際、「背景」「目的」「方法」のように、研究のアブストラクトは構造化しておくのがおすすめです。

専門職学位課程に入学してから授業資料として見る論文は基本的に構造化抄録がついてますし、課題研究(修論に相当)も構造化抄録が必須なので、「構造化」は重要なポイントだと思います。

ポイント2:わからないことも暫定で書いておき、口頭で補填

面接のアドバイスにもなることですが、研究計画は何はともあれ一通り書ききらないといけないので、たとえば研究方法がまだ決まっていなくても、先行研究などを参考に実現可能性が高そうなものを書いておいた方がいいと思います。

僕の場合は研究方法をもっと検討したかったので、ひとまず書いておいて、「研究計画書では分析方法を~としていますが、この点については入学までにもう少し方法論の文献を読みながら決定したいと思っています」と面接で伝え、実際にそこに突っ込まれることはありませんでした。

わからないことをわかったフリすると、面接で突っ込まれたら大変なので、「わかっていること」だけでなく、「わかっていないこと」を「課題として認識している」という姿勢を示すのが大事かなと思います。

「方法論については検討中」と言うのではなく、「検討」するにあたって実際にどんなことが必要か認識していることも面接で示したほうがいいと思います(文献検索をする、フィールドワークをするなど)。